9月中尾流は巨匠、ピカソ。

 

9月の『これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞入門講座』は、20世紀最大の巨匠、ピカソ〜〜〜。

 

ピカソというと?

「なんだかわからない絵を言う時、ピカソみたいな絵〜って言います」

「自由奔放でエゴイスティック」

「カラフル」

「ボーダーシャツのおじさん」

「他にはない、唯一無二」

 

・・・・などなど、いろいろなイメージが参加者から出ました。

 

天才ピカソは、子どもの頃にこんな絵を描きました。

 

 

これ、8歳の時のデッサンです。小学生の子どもが描いた絵です。ビックリしますよね。ひっくり返りそうに巧いです。

 

・・・というところから始まり、ピカソは時代ごとに様々なスタイルで描いていて、なんでもできてこなせちゃう天才ブリ。

 

絵の原点である写実がこれだけ巧く描けてしまうピカソは、その写実から対象を解体し、抽象化していくのですが、

 

「ピカソはカタチを崩しに崩しても、何が描かれているかがわかるところが、スゴい。」と中尾先生。

 

そして、

 

アヴィニョンの娘たち  1907年

 

この絵からキュヴィズムが発展したと言われる作品。絵を見る時、私たちはその絵の何かに感情移入して見ています。見る者の感情を動かすのも芸術のちからです。が、ピカソの絵は感情移入しにくい。

 

「この絵はどうでしょうか?」と先生。

 

「感情を入れずに見ればデザイン的にはいい」

 

「でも、なんだかよくわからない」

 

そうですね〜。そして、「ピカソは苦手です」という参加者の方が「ピカソ大好きのお友だちにどこが良いのかをインタビューしてきました」と、お友だちのピカソ礼賛の理由を披露して下さいました。

ピカソはどんなテーマでも素晴らしい、なぜならば、

 

デザイン、構図、色、バランスとも良く、思わず見入ってしまう。想像力をかき立てられる、見ていると心地よくなる。ゆえに美しい。

 

と。ふぅむ、なるほど・・・。自分は好きじゃない、以上おしまい、ではなく、では好きな人はなぜ好きなの?と問う方向が素晴らしいですね。その点からもう一度作品を見て行くと、なるほどと頷く点が見つかって行きました。

 

そして、ピカソをめぐる女性達のことにも触れると、「ピカソは女の敵!」なんてお話にもなりましたよ(笑) そしてさらにピカソは10月へと続く・・・

 

私はいつも後方で講義を聴いているのですが、今回は本当に皆さんの意見がそれぞれに素晴らしくて、引き込まれてしまいました。文字や説明のない芸術作品から何かを感じること、その感じたことを言葉にして自由に発していく、そこに余計なものがないんです。

先生も参加者も、その場で出てきた感想や意見を真っ新にキャッチして、それについてまた考える。

中尾先生も皆さんも、な〜んて柔軟ですばらしいんだろうと感じました。

先入観や情報のフィルターが一休みして、知識と感性をただ両手に持ってリラックスして美術を楽しんでいるの図、でした。

 

実は、ピカソの前に日本の洋画家、青木繁の作品についてもいろいろ話し合ったんです。前半がそれで終わっちゃうくらい白熱(♪)

青木繁 「海の幸」1904年(22歳)

 

朝日 1910年

ピカソとは違いますが、天才と称されながら中央画壇には認められず、不遇のうちに世を去った明治の画家青木繁です。この二つの作品について、皆さんがいろいろな角度から作品を味わっていらっしゃって、中尾先生もちょっと感動していたみたい。

・・・と白熱教室のお話はまだまだ尽きないのですが、今回はこの辺で。

 

とにかく皆さんの変化楽しく、素敵な、中尾流です。美術と仲良しになるのには、ピッタリなリラックスした美術鑑賞入門講座、ぜひ10月はご一緒しましょう。

参加者の方からオヤツの差し入れは、ギリシャからのお土産、いちじくのお菓子。

 

 

 

*美術のことを知っていても知らなくても、ただ楽しもう!〜

中尾陽一主宰 これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞入門講座

 

第42回 20世紀最大の巨匠 ピカソ  2

10月22日(日)13時から15時30分

 

お申し込みは中尾流と書き添えて、こちらからどうぞ→

 

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超現実。

 

 

 

朝の散歩、空はディープブルーで雲は真っ白。

 

とっても気持ち良いけど、とてもシュールでした。

 

やけにクッキリハッキリだけど、ペッタンコで平面的〜〜〜

 

 

あれれ???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2秒で決めつけない。

 

プロトマニアのブログは、ジャーナルと称しています。毎日、何かしらコツコツ書く日々のジャーナル。書きたいことが見つからない時は、瞬間芸の iphone 写真を載せますね。

 

ブログのような発信ツールは、短い文で、わかりやすく目立つような書き方や画面構成のコツがあります。でも私は伝えたいことやつぶやきを、誰かに向かってお話するように書きたいなぁと思っています。

現代のムードは、判断、選択や理解を毎秒迫られるようなスピード感。私が若い時とちょっと違います。だから、若い皆さんは、読んだり見たり聴いたら、あっという間に判断して、あっという間にワカッタ!と思うのが当り前かもしれないですね。子どもの頃からそうだったし、この先もおそらくそれが主流なのでしょう。

 

だけど、瞬間で分かる表現や手段よりも、

 

 

・・・・・ちょっと待てよ????

 

 

という、不思議な感じ、ひっかかる感じに出会ったら、ワカッタ!とすぐ立ち去らずに、立ち止まることも大切です。立ち止まって、

 

 

深くよく見る  深く丁寧に耳を傾ける  行間を読む  沈黙を味わう ・・・

 

 

ということは、大切なのではないかしら。

 

 

 

2秒で決めることが必要な時があるけど、

2秒で、決めつけない。

 

 

たとえば芸術作品とは、そうやってザラッするひっかかりで、見る者の中に眠っている何かを揺さぶります。芸術家は目に見えず言葉にならない何かを求めて、見えるように聴こえるように、ギリギリまで追求する。

芸術作品はきっかけであり、窓。そしてそのひっかかりに出会った者は、感じ考えあらためて見直して、見えないものと対話する。それをきっかけに、自ずとクリエイティヴィティを培うことになる。芸術は、発するも受けるもクリエイティヴです。

 

分からないって、なんてすばらしい。

 

 

 

 

*心と身体を閑かに知る秋の夜〜

 

とっこさんの「季節ごとの心身調和のための学び〜長月の身体と心を学ぶ」

 

9月17日(日) 18時から20時まで

 

お申し込みはとっこさんと書き添えて、こちらからどうぞ→

 

 

*私の本質、ハートを頼みに自分で確かめよう〜

 

空のお茶会〜バーソロミューと共に。

 

9月16日(土) 14時頃から16時頃まで

 

参加費は2000円(お茶とおやつ付き)

 

 

*美術のことを知っていても知らなくても、ただ楽しもう!〜

中尾陽一主宰 これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞入門講座

 

第41回 20世紀最大の巨匠 ピカソ

9月24日(日)13時から15時30分

 

お申し込みは中尾流と書き添えて、こちらからどうぞ→

 

 

* 言葉ではない。不立文字の「自己の本質」とは・・・

 

伊東充隆 主宰  第3回 青空禅塾

 

10月1日(日) 13時から17時まで

お申し込みは青空禅塾と書いて、こちらからどうぞ→

 

 

9月の中尾流は、ピカソ!

 

今月の中尾流は、ピカソ!

 

先生からのご案内が届きました。

 

 

20世紀最大の巨匠 ピカソ

前回の《アンリ・ルソー》の講座内容が、プロトマニアのFBで、ライブ感たっぷりに楽しく紹介されています。よろしければご覧下さい。https://protomania3.wordpress.com/category/中尾陽一/

というわけで、40回目の『絵画鑑賞入門講座』も無事終了いたしました。

これまでご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

そして、次回はいよいよ「20世紀最大の巨匠」ピカソの登場です!

ピカソとうい名前を知らない人は日本全国どこにもいないのではないかというくらい知名度の高いピカソですが、一般的には、わけのわからない絵の代名詞のようにもなっています。

最近の絵は写実じゃなくてなにがなんだかわからないという時、いの一番で引き合いにだされるのもピカソ。なんか子供が描いたみたいな絵で、こんなんだったら誰でもできるんじゃないの・・・というときもピカソ。要するに、ピカソは現代美術のわけがわからない絵、どこがうまいのかわからない絵、でも専門家の間ではめちゃくちゃ評価が高くて、実際に取引される価格も何億円、何十億円とかあるいはそれ以上の想像もできないくらい貴重な絵の代名詞のようになっています。

ピカソは作風の変遷が激しく、「青の時代」、「バラ色の時代」、「キュビスムの時代」、「古典主義の時代」、「シュルレアリスムの時代」などなど様々な顔をもっています。また作品の数は油彩と素描だけで1万数千点というものすごさです。それに数え切れないくらいの数の版画、挿絵、陶器などが加わります。

ピカソはあまりにも巨大で、絵が好きな人々の間でもなかなかピカソの全体像を把握している人はいないようです。

この講座では次回から数回にわたって「20世紀最大の巨匠」ピカソのすごさとは何かに挑んでみたいと思います。

 

泣く女

 

ピカソ。

やんちゃでエネルギッシュでギラギラ(笑)天使と悪魔の天才!

 

9月24日(日)開催です。

ぜひご一緒に。

 

 

*美術のことを知っていても知らなくても、ただ楽しもう!〜

中尾陽一主宰 これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞入門講座

 

第41回 20世紀最大の巨匠 ピカソ

9月24日(日)13時から15時30分

 

お申し込みは中尾流と書き添えて、こちらからどうぞ→

 

8月の中尾流は40回目、ヘタでもウマくてルソー

 

8月最後の日曜日、プロトマニアは中尾先生の「これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞入門講座」。おそらく皆さんも教科書で一度は見ている、素朴派の画家アンリ・ルソーでした。

 

ルソーは、普段はお仕事をしておりまして、日曜画家とあだ名され、税関吏の仕事を早々と退職し、絵に専念したのは40代頃からと言われます。

 

税関吏というと、なんだか真面目でちょっとお固いイメージだったのですが、中尾先生の解説によると、通関の仕事というよりは肉体労働に近い仕事。ポジションは言ってみれば「小役人」だったそうです。

 

ルソーが生まれたのは、1844年。1840年生まれのモネなど印象派の巨匠達とは同世代です。同じ時代を生きながら、印象派とは全く違う作風になったルソーは、正規の美術教育は受けていないし、裕福な家庭に生まれたのでもなく、若い時には悪さ(窃盗事件)をして禁固1ヶ月とか。女性もお好きだったそうです。

 

でも、なかなかに才能はあって、音楽も楽器も上手、戯曲など書いていたそうで。ただし、アカデミックな知性の人ではなかったらしい。

 

 

「ルソーの絵はウマいのかヘタなのか? 正統派の見方からすると、へたくそなんですね」(先生は、へっっっっったくそ〜、って強調してたような・笑)

 

左はジェローム 右がルソー 同じ主題の絵を比較してみます。

「本人は、ジェロームというサロンの画家(つまり、アカデミックな絵の発表の場で活躍する描写力抜群の画家)をお手本にしていたというのですが・・・どうですか・・・」

 

・・・どうなんですかねぇ。

 

 

「この人物像なんてペッタンコだし、ねぇ・・・」

 

女の子の顔と手の大きさのアンバランスなことよ! そしてこの足はいったいどちらを向いてどんな具合にくっついているのか?? 少女なのにオジサン顔。

 

・・・と、ツッコミどころ満載なわけです。が、この植物と蛇使いの絵に関しては、皆さん、スゴいと一致しました。

 

黒い蛇使いのシルエットと植物が印象的。蛇使いの目が白く光る。

 

 

 

これも代表作ですね。

参加者の方からは、「人物<動物<植物 の順番に上手になる」「絵に効果的に月を描き入れている」「見たままを描くのではなく,一度ルソーの中で解釈されたものが描かれている」などなど、どれもなるほどな意見が活発に交わされました。

 

 

 

最終的には、とにかく

 

 

印象に残る

 

 

という結論。いや、中尾流では結論は重要ではないんですが、なんだか知らないけど覚えていたり、なんだか変な絵なのに魅かれたりするということをひと言で言うと、印象に残る画家、ということに落ち着きました。

 

 

今回はあれこれ解説や知識より、皆さんが不思議感をたっぷり味わっていらしたように感じました。

敢えて言うと、

 

上手い下手の概念を凌駕する!(笑)ぶっちぎりの印象!

 

でした〜

 

なんだかシュールでしょ。

 

 

「自分が描きたいことを描けているってことは、ウマいんですね」

と最後に先生はおっしゃっていました。

 

 

 

本日のオヤツは、レモン饅頭。白餡にレモンの香り。

またまた写真を撮り忘れそうな私に、オヤツの写真撮った?と声をかけて下さる参加者の皆さまに支えられて40回目の中尾流も楽しく無事に終了しました。ご参加の皆さま、中尾先生、夏のひととき、ありがとうございました。

 

 

9月は24日(日)の午後開催。お題は、後ほどのお楽しみに!

美術を自分流に楽しむためのちょっとしたポイントを中尾先生が伝授します。いつからでもご参加いただけますので、ぜひ遊びに来て持って帰って下さいね〜

 

 

 

 

世界と同時に、自分こそが夢。

 

今度の日曜日8月27日は、中尾先生の「これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞入門講座」。

 

8月は、素朴派の巨匠アンリ・ルソー。

 

 

私はルソーというと、いつか見た夢のような場面を思い出すのです。

夜の真っ暗な窓の外、遠くには海。その海の上に白い月が出ていました。

そして、窓の側には螺旋を描いた幹のガジュマルの樹。

 

・・・あ。 コレ、前もジャーナルに書いたかも(笑)

 

ルソーは、現実と夢が交差するような世界を描く。いえ、現実もなく夢もないそれそのものが、音もなく生き生きと生命力で満ち溢れている閑かな世界。

お勤め人だったルソーは、何を思いながら絵を描いていたのでしょうね〜

 

 

 

そして、来週の土曜日9月2日は、伊東先生の「青空禅塾」です。

 

私ね〜、伊東先生のもとでずいぶん長く学んで来たんです。理解したつもりのこともあっという間にひっくり返ったりして、イライラして泣けちゃって途中でやめようと思ったこともあるんです。

でも、伊東先生の学びの場は、そこへ行くといつでも本質に向かう変わらない真っ直ぐな雰囲気(エネルギー)だけがあって、余分な装飾もリップサービスも飴も鞭もなくて、帰りには行ってよかったな〜と思ったものです。

 

最近、先生のいないそらのお茶会をやったり、タクさんというニコニコ穏やかな友人に出会ってみて、あらためて伊東先生のところで学んだおかげでこんなことをポロリと思い付いたり、タクさんが描く(書いたり話したりすること)センスに、わぁ〜!とするのだろうなぁって、思います。

 

計らない美しさ、分からない無邪気さ、圧倒的な何も無さ。

 

伊東先生の青空禅塾で、ご一緒しましょう〜

 

 

 

現実は精巧に作られた夢である

 

長谷川潾二郎

 

 

 

*美術のことを知っていても知らなくても、ただ楽しもう!〜

中尾陽一主宰 これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞入門講座

 

第40回 うまいの?ヘタなの? 素朴派の巨匠  アンリ・ルソー

8月27日(日)13時から15時30分

 

お申し込みは中尾流と書き添えて、こちらからどうぞ→

 

 

* 言葉ではない。不立文字の「自己の本質」とは・・・

伊東充隆主宰 第2回青空禅塾

 

9月2日(土) 13時から17時まで

 

お申し込みは青空禅塾参加と書いて、こちらからどうぞ→

 

 

 

8月の中尾先生アートレクチャーは、ルソー。

 

8月のプロトマニアのアート・レクチャーは、素朴派の巨匠アンリ・ルソー。なんと中尾流白熱教室は、8月で40回目!!! パチパチパチ〜♪

 

・・・・・・

 

う〜ん、主催者、感慨ひとしおでございます。

中尾さんと出会ったのは、プロトマニアでもフラワーレメディの講座をして下さった、アートと植物のキュレイター遠藤浩子さんがキューピッド。あの頃、いつかこのお二人と何か一緒にやってみたいなぁ〜と。お得意の妄想力で、こんな風に実現しましたよ、ウフフ。

 

この「これまで誰も教えてくれなかった」アートの不思議なチカラが身に付く(♪)中尾さんの講座は、始めたばかりの頃は参加者が4人とか5人の時もあったのです。主催者は先生に申し訳ないな〜と小さくなりながら、それでも先生の熱意と魅力と太っ腹に支えられ、毎回毎回先生と皆さんと一緒に、とにかくまずは楽しんで来ました。

 

今や、プロトマニアのなくてはならないこの講座。いろいろな出会いが繋がって、毎回たくさんのエネルギーと笑顔で賑わう中尾流です。これまで参加して下さった皆さん、いつも参加して下さる皆さん、そして中尾先生、ありがとうございます。

 

 

「アートと暮らそう!なんて、あったり前さ〜♡、な人生を、これからも。

 

 

さてさて、本題です。先生からのご案内をどうぞ。

 

 

第40回《〜これまで誰も教えてくれなかった〜『絵画鑑賞入門講座』》

へたなの?うまいの?   素朴派の巨匠 アンリ・ルソー

 

前回の《ターナーとイギリス風景画(その2)、コンスタブル》の講座内容が、プロトマニアのジャーナルで、ライブ感たっぷりに楽しく紹介されています。よろしければご覧下さい。
https://protomania3.wordpress.com/2017/07/27/7月第39回中尾さんの絵画鑑賞からは、言葉が溢れ/

 

次回の『絵画鑑賞入門講座』はとうとう40回目を迎えますね!(拍手パチパチ)

この記念すべき40回目ではアンリ・ルソーをとりあげます。

 

なぜ、アンリ・ルソー?

 

熱帯の情景を多く描いたルソーは真夏にピッタリ!という発想からの単純なセレクションでしたが、実は私たちの絵画鑑賞力をテストするには絶好の教材です。夏期講習のつもりでお気軽にご参加ください。

 

ルソーはしばしば日曜画家の代表のように言われます。パリ市の税関にずっと努めていて余暇に絵を描いていた素人画家として『税官吏(ドワニエ)ルソー』とも呼ばれています。また、素朴派の巨匠とも言われます。この場合の《素朴派》というのは正規の絵画教育を受けていなくて、技術的に下手くそな画家のイメージです。たしかに彼の絵は一見人体のデッサンが狂っていたり、遠近法がギクシャクしていたり、へんてこりんな印象のものが多いですね。そんなへたくそなイメージですが、でも巨匠と言われます。へたなのに巨匠・・・?なんか変ですね!

 

ルソーはまたピカソやブラックからも高く評価されていました。そして現代絵画への影響も大きいものがあるとも言われます。1844年生まれのルソーは印象派のモネやルノワールとほとんど同世代です。それが近代を通り越して現代絵画への影響というのもなかなかすごいですね!

 

次回は皆さんといっしょに、ルソーの絵はへたなのか?うまいのか?すごいのかすごくないのか?すごいとしたらどこがすごいのか?また日曜画家であるにもかかわらず 同世代の印象派の革新を大幅に追い抜いて現代絵画にも影響を与えているというのは本当なのか?などなどいろいろな観点から話し合いたいと思います。

 

人形を持つ子供(子供の肖像) 1908 年 67x52cm

 

眠れるジプシー女  1897 年 129x200cm

 

 

私は、ルソーの熱帯的な空気感と音のない世界がとても好き。夢と現実は混在どころか共存している。夢も現実も区別のない、ただそのものの子ども時代の感覚がもどります。

中尾先生のクマさん的おおらかさ、常連参加者の皆さんのさりげない優しさ・・・初めて参加してもドキドキせずに楽しめる温かいホスピタリティと、感じたことをドンドン言う爽快感が溢れる中尾流白熱教室です。ぜひ一度、体験してみてくださいね! お申し込みは「中尾流参加」と書き添えて、こちらからどうぞ→

 

 

8月のプロトマニア。

 

8月になりました。東京は梅雨明けして、さぁ夏だ!と思った途端、不安定なお天気続きです。来週の月曜日は暦ではすでに立秋。なんだか目が廻りそうですね。いつもの散歩道にある栗の樹には、もう立派な緑のイガグリが沢山ついています。

 

さて、8月のプロトマニア、まずは  伊東充隆主宰  第1回「青空禅塾」がスタートします。

 

この青空禅塾は、伊東先生が主宰する継続コース『和サンガ東京』の、オープン塾と言って良いのではないかと思います。

 

真我、悟り、自己の本質、非二元を求めたり、探究したり、興味を持って自分なりに学んで来た方、どなたでもぜひ、いらしてくださいね。

この青空禅塾は、知識や情報を超えた手応えのある対話の場になると思います。

 

なんといっても、伊東先生のライブはとにかくサイコ〜(♪)真我に熱く純粋で誠実、丁寧にいつでも変わらずサポートしてくれる伊東先生。一期一会のダイナミックな感触を得られることを請け合います。

 

8月6日(日) 13時から17時まで開催です。

 

 

 

そして、8月27日(日)の午後は、中尾陽主宰『これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞入門講座』  

 

8月は、19世紀フランス素朴派の画家・アンリ・ルソーです。その不思議な雰囲気の絵は、皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。ルソーは、日曜画家と称されたようにパリの税関で仕事をしながら余暇に絵を描いていました。ジャングルの中の一場面のような作品やモダンな都市の風景など、どれも空想夢想的。彼は一度もフランスから出たことはなく、エキゾティックで熱帯風の植物や動物は、パリの植物園や動物園を訪れた時にインスパイアされて描いたといいます。ルソーが植物園の見慣れぬ植物たちに囲まれた時「まるで夢の中に入って行くようだ」と述べています。ルソーの絵は、夢と現実が同時にそこにあり、時空を超えて自由です。

・・・と嬉しそうに書く私は、ルソーの作品が醸し出すムードが大好きです。中尾先生、どんな風に中尾流白熱へとリードして下さるかは夏のお楽しみ〜!中尾先生の講義の後は、その画家と仲良しになった気分になります。皆さん、ぜひ一緒にルソーとお近づきになりましょう〜♪

 

夢 1910年 MOMA 所蔵

 

 

さてそして、8月20日(日)の午後は、『空のお茶会〜バーソロミューと共に』

バーソロミューの言葉を本から音読して耳で聴きながら、「私とは何か」を考えたり考えなかったりしているお茶会です。バーソロミューは、スピリチュアル真っ盛りの1990年代に出版されていますが、柔らかなスピリチュアルを「廓然無聖」の非二元へと優しく繋げています。

 

知ることのできる真理はひとつしかありません。それは自分は誰なのかという真理です。苦痛を見たり感じているのは誰なのか。大きく拡がって生きる喜びを感じようと決めるのは誰なのか。車を運転するのは誰なのか。食べたり眠ったり愛したりするのは誰なのか。自分とは誰なのか。自分とは何なのか。これが唯一の問いです。あらゆることのなかで、これが最も確実に知ることのできることです。なぜならそれはすでに起きていることだからです。自分が何をしているとしても、何を感じているとしても、何を考えているとしても、それらが起きているのは ” 大いなる自己 ” が存在するからなのだ、そしてそれらは、 ” 大いなる自己 ” のなかで起きているのだ、ということを忘れないで下さい。

まちがったことは何もありません。正しいこともな何もありません。学ぶべきことも何もありません。見つけるべきことも何もありません。捨てるべきものも何もありません。あなたは ” 大いなるいのち ” であり、” 大いなるいのち ” は神であり、神はすべてです。神の外には何もありません       何もないのです。ですからこのことをいつも念頭において、自由に羽ばたいて下さい。(バーソロミュー3   *P107より)

 

伊東先生やマハラジせんせいからコツコツと学んで来たので、バーソロミューが優しくユーモアを持って私たちを励ましてくれる言葉の中に「私」「自分」「神」「愛」が出て来ても、既知の意味やまとわりついたイメージをひとつずつ解き放ちながら真っ新なことばを受け取ります。

 

廓 然 無 聖

 

不変なる青空へと、ゆっくりのびのび寛ぐ。それが、空のお茶会!

 

 

7月のプロトマニア

 

7月になりました。

今月のメインは中尾さんの絵画鑑賞入門講座、7月23日(日)午後開催。

7月は6月に引き続き、イギリスの画家ターナーの後編です。
ターナーはお上品な風景画が印象的な画家で、描写力は抜群。若い頃にその才能を認められて、一見、順風満帆のキャリアです。でも、途中からターナーが描き始めたのは、目に見えないエネルギーや空気。まるで抽象画のような絵。

 

 

 

 

これ、どうでしょうか? モヤモヤの中に光??、向こうの方にはお城???

 

ターナーはロンドンの下町コヴェント・ガーデンの理髪店の息子。彼が子供の頃に幼い妹が亡くなります。また彼がロイヤル・アカデミーの準会員になった直後に母親が精神病院に収容され、4年後にはそこで亡くなります。ターナーと父親は大変仲がよく、父親はいつのまにかターナーの助手のようなことまでするようになります。ターナーが54歳の時に父親が亡くなりますが、その時まで二人は同居し、気楽な独身男二人の生活を貫きます。と、公にはそうなっていますが、実はターナーは準会員になった24歳の頃から、4人の子供があったセアラ・ダンビーという未亡人と10年間密かに交際して、二人の娘ももうけていたりします。画家仲間では誰も気づかず、いわゆる二重生活を送っていました。そして父親の死後は、彼が以前絵を描きに通っていたマーゲイトという海辺の町の定宿の経営者、未亡人のソフィア・ブースと懇ろになります。結局、彼女がターナーの最後を看取ることになりますが、ターナーは彼女との仲を公にはしていません。71歳の時にはチェルシー地区に借りた小さな家で彼女と暮らし始めましたが、まわりの人々には彼女の名を借りて「ブース提督」と名乗り、高名な画家であることは誰にも明かしていません。彼の絵画同様、非常に謎の多い人生を送りました。

 

この中尾さんからのご案内文を読むと、ターナーという人物自体、かなり面白そうだと思いませんか?
7月は、もうひとりのイギリスの巨匠、コンスタブルと対比しながら謎めいたターナーに迫ります。この後半の講座だけでも楽しめる中尾先生の講座です。

 

絵ってね、見慣れてくると言葉ではない情報がいろいろ見つけられてすごく面白いんですよ。中尾さん講座を何回か受けているうちに、ひとりで美術館や画廊の展覧会に行って絵の前に立った時、たぶん、中尾さんに出会う前の自分とは違う見方をしていることにふと気づくかもしれません。こんな自由で、囲いのない先生はいません。中尾先生は、クマさんっぷりも楽しい〜♪ クマさんっぷりって何かって?それは会ってのお楽しみ。

 

 

そして空のお茶会、7月22日(土)14時頃からです。

 

 

空のお茶会は、私とは何か?何のために生きているのか?・・・そんな哲学的な(♪)問いもあります。

 

どうやったらうまく生きられるのか?幸せになれるのか?孤独でなくなるのか?・・・そんな当り前の想いもある。

 

こんな欠点ばかりの私、ついイライラしちゃって周囲とうまくやれない私、いつも一番注目されていないと不安な私・・・なんていう悩みも、共感し合える。

 

 

空のお茶会では、形而上的問いも日々の暮らしにつきものの問いも、同じように並べて見て、ちょっと俯瞰してみたりできるかもしれないし、ヒントがあるかもしれませんね。リラックスして安心しておしゃべりできる雰囲気が空のお茶会にはあります。

でも専門の先生やセラピストはいないから、勝手にこんがらがりが解けていく(笑)。勝手にっていうことは、自然な流れの中でということですね。

 

ダイジョウブ、だいじょうぶ、ってね。

 

 

 

*美術のことを知っていても知らなくても、ただ楽しもう!〜

中尾陽一主宰 これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞入門講座

 

第39回 ターナーとイギリス風景画(その2)

7月23日(日)13時から15時30分

 

 

*私の本質、ハートを頼みに自分で確かめよう〜

 

空のお茶会〜バーソロミューと共に。

 

7月22日(土) 14時頃から16時頃まで

参加費は2000円(お茶とおやつ付き)

 

 

 

中尾流でターナーに迫る、その1。

 

 

中尾さんとイギリスを代表する画家、ターナーを鑑賞しました。

 

 

 

 

いつものように作品をスライドでざっと見て行きます。

ターナーは、1775年生まれで1851年に生涯を終えているのですが、この時代にしては長生き。76年の間に2万点以上の作品を描いて残しています。ちょっとした数ですよね。

 

 

中尾陽一絵画鑑賞入門講座

 

14歳、若くしてロイヤル・アカデミーに入学を許可されたターナーは、20代半ばで既に一流画家と認められました。

自画像を見ると、順風満帆のエリート画家のようですが、実際のターナーは背が低くてわし鼻のずんぐりしたひとだった模様。・・・なぜにこの好男子自画像???

 

 

ターナーと言えば、どんなイメージですか?

 

 

といつものように参加者ひとりひとりに問いかける中尾さん。ターナーに持っているイメージを自由にひと言ずつ。特にない、よく知らない、そんな時は、それでオーケー。

 

 

ターナーは、初期には歴史画を描き、最終的に画業で行き着いたのは、光、そして海のエネルギーを表現する画面。参加者の印象は、広大は風景画と、モヤっとぼんやりした絵というイメージに分かれました。

 

 

 

 

具体的な物を最小限描いてはいますが、何が描いてあるかよりも、ターナーが何を描きたかったが伝わってくるよう。全体が渾然一体となって訴えかけて来る。

 

 

 

 

「ターナーは、自然のエネルギーを描くために、船の柱に身体を縛り付けて何時間も荒海の中でスケッチをしたといいます。」

 

 

 

中尾陽一絵画鑑賞入門講座

この絵は、どんな風に見えますか?

タイトルは、『雨、蒸気、速度』です。そう、雨の中を向こうから汽車が走って来る。スピード感。

 

「五感で感じることを描こうとすると、かたちは消えて光も消えて原初の絵になっていく。それを左脳的にやったのが抽象画ということになるかもしれませんね。」

 

 

ターナーは若くして、目に見える写実的なものは完璧に描けてしまったのですね。描け過ぎてしまったその後どこへ向かうかというと、それが目には見えない海のエネルギーであり、光だったのです。彼の絵は、説明的でない世界へと進んで行きました。

 

 

さてそこで! この中尾流に登場したのは、日本画の長谷川等伯です。

 

 

 

「長谷川等伯に共通するものを感じます」 と中尾先生。

 

 

 

 

気韻生動

 

 

え〜っと・・・せいは、静でしたっけ??

 

中尾流の参加者には博識の方がいらして、たとえ先生が字をうっかり忘れても、すかさず助け舟が出ます(笑)

 

そして、「その絵は、等伯が愛息を亡くした後に描いたもの」とどなたかがおっしゃれば、「それを聞いてあらためてこの絵を見ると、余計に胸に迫るものがありますね」と他の参加者の方の感想。みなさん、知性・感性、豊かで素晴らしい!

 

 

気韻生動、気品が生き生きと立ち上る。等伯の作品は、自然が醸し出すエネルギー、目に見えない風までもが見え、聞こえ、感じられる。

 

ここで中尾先生、みなさんに質問。

 

「(対極にある)若冲と等伯はどちらが好き?」

 

これも面白い質問でした。それぞれに良さがありますよね。

私はどっちも好き〜♪

 

 

共通するものを感じるけれど、

等伯は哲学的で無限に広がる印象、

ターナーは、絵の中にその壮大さを閉じ込めている、その天才性で押し込めている。

なるほど。

 

「ターナーは、西洋画の中ではうるさくない絵ですね。描きたいものの為に全てを省いた。モネにも影響を与えているけれど、このターナーのスタイルの直接的後継者はいません。」

 

 

・・・といったところで、さらにターナーは7月の中尾流で後半へと続きます。

 

後半からでも楽しめる中尾先生の講座です。ぜひご一緒しましょう〜

次回は7月23日(日)です。

 

 

*この日、参加者のお庭からクチナシの花が届きました。

小振りのクチナシから、甘いいい香りがいっぱいに広がります。

あぁ〜しあわせ。ありがとうございました♡

 

 

今日のオヤツは、マドレーヌと、これもディズニーランドのお土産にいただいた、サクサクのラスク、でした。ごちそうさまでした!

 

皆さんがお帰りなった後、後片付けをして帰ります。掃除で身体を動かしながら、頭の中は、先生の名ガイドぶりやみなさんの発言や変化を思い出して、あ〜ホントに今日も楽しかった〜。人の気配が少しずつ消えて、静かになっていくこの時間が私はとても好きでリラックスします。こんな時間を頂けて今日も皆さん、中尾先生、ありがとうございました。

 

 

*美術のことを知っていても知らなくても、ただ楽しもう!〜

中尾陽一主宰 これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞入門講座

 

第39回 ターナーとイギリス風景画(その2)

7月23日(日)13時から15時30分