リラックスリラックス

魔法の樹

 

 

もう少し休憩

 

 

リラックス

 

 

広告

中尾陽一さんの絵画鑑賞入門講座、楽し。

IMG_1934

中尾陽一さんの  絵画鑑賞入門講座は2月、3月とセザンヌ を取り上げています。

 

2月最後の日曜日の中尾流では、まずスライドでセザンヌの初期から

全体の作品に目を通しました。

一人の画家のごく若い頃の画風が、時代と共に変わって行くのを見る。

フィルムの早回しみたいにざっと見るのって結構面白いんですよ。

 

中尾先生が「セザンヌを好きな方?」と尋ねると、

はっきり、好き、という方はおひとりだけ。

名前や作品は教科書でも見ているし、何となく知ってはいるけれど…

というのが全体の感想でした。

 

セザンヌって、大きな展覧会では必ず一点くらい出品されている画家なんですね。

セザンヌは近代絵画の父、と言われているんです。

それまでの画家たちが絵画で表現しようとしたこととは全く違うものを、

セザンヌは描くことで試み、それがピカソなどの近代美術の源になったから。

(ちょっとおおざっぱ過ぎかな)

 

この中尾流は22回目を迎えたのですが、継続参加者の方達の意見や感想が、

以前とはちょっと違って来たな、と感じました。

それぞれご自身の目で見たことをご自分の言葉でハッキリ話している。

誰かやどこかからの引用ではなく。

 

テーマはセザンヌでしたが、その流れで中尾さんが原点となるお話をして下さった

お話がとても素敵だったんです。

それは、当り前のようですが、

 

美術とは、楽しくなるもの、美しいもの。

 

ということ。

少なくともこの講座で取り上げる二次元の絵画表現(平面に3次元を描く絵画)に

関してはね。

考えたり、勉強する、というスタンスよりも、

これを見てどう感じる? 気持ちよい? きれい?

それとも違和感がある?(これ、とても大切です)

そして、好き? 嫌い?

まずはそこからでいいんですよ、と。

 

そう、プロトマニア的にも、芸術をお勉強にしてしまったらちょっと残念。

分析して味をみるのは、ちょっとつまらない。

まずは感じる、そしてそれをサラリと支えるのが、知的情報。

何より、まず見ること自体を楽しむことが大事なのではないかな、と感じました。

 

プロトマニア的には、まさに自己の本質に迫るルートの一つが「芸術」です。

芸術も哲学も人工知能の研究も、みんな「人間とは何か?私とは何か?」から。

 

それはさておき、

中尾さんの先生っぷりは素晴らしくて、ホレボレです。

知性と感性のバランスがお見事です。

良い先生との出会いは、その後の「あなた」を「わたし」を、変えちゃうから、

プロトマニアは本当に良い先生をお迎えしていると思います。(大いばり!)

 

絵画鑑賞 中尾陽一

というわけで、次回は3月27日(日) 午後1時から3時30分まで です。

絵画鑑賞を、のんびりゆったり、そしてとっても自由に、楽しんでみませんか。

ぜひ一度、いらしてくださいね。

初めての方、大歓迎ですよ〜  ♪

 

*♪*   2月の中尾流の様子は、プロトマニアの facebook  からご覧ください。

 

 

 

 

 

中尾流と美術とビックリ!がもたらす自由

FullSizeRender-275

日曜日は、第20回「これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞入門講座」

でした。

もう20回だって!

帰りに中尾先生としみじみ、

「すごいな〜、あっという間に20回」

と話しました。

 

少人数ながら熱心に毎回参加して下さるみなさんと、

ゆっくりじっくり美術と向き合って来ました。

ひとりの芸術家の作品を見ていくということは、

その人の人生をまるごと見て行くようなものですね。

葛藤や模索、歓びや苦しみ、失敗や挫折、屈辱、栄光…

さまざまな光景が見えてきます。

 

第20回では私が大好きなマティスがテーマでしたが、

マティスが何故好きなのか?と問われて、風通しが良い絵だから、と応えました。

マティスはその一見した軽やかでヘタウマ風の作風とは裏腹に、

思考し、冷静にじっくり研究する画家。

制作する時には背広にネクタイ、そして白衣のような作業着を着て、

まるで物理学者のような姿で絵に向かったそうです。

その彼が目指したのは「肘掛け椅子のような絵」でした。

見る者が、ただ心地よさを感じる絵。

 

こんなシンプルで難しいことってあるかしら!

 

よく単純に見える絵を見て、「これなら私にも描けそう」と言いますが、

いやいや、単純なものほど深くて、そこへ到達するまでの過程はくんずほぐれつ。

かっこいいですよね。

軽々と見えることって。

そう見せようとしているのではなく、見えるって。

 

中尾さんのレクチャーの魅力は、

「私は、コレコレなんです、だから、コウです」

という思い込みに、切り込みをいれてくれるところ。

この画家は好き、と思っていても、あちこちから多面的に説明があり、

参加者の意見を聴くうちに、あれ?そうでもないかも、とか、本当にそうかな?

と思える瞬間がふとやってくるところ。

逆に、やっぱりそうだった、ということもあります。

 

美術の「美」ってね、ヒツジが大きい、と書くでしょ。

むかしむかし、生け贄はヒツジで、そのヒツジが大きくてビックリ!

だから美しいものや美術とは、ビックリ!

びっくり!こそ美術の真髄なんだそうです。

びっくり!の瞬間って、すべてから自由!!

 

 

中尾さんが次々繰り出すびっくり!に来年も乞うご期待。

 

中尾流

第20回の参加者全員で先生を囲んで記念撮影。

ね、皆さんとっても素敵な笑顔でしょ。びっくり!の後はリラックス、だからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

感性、知性、忠誠

FullSizeRender-236

 

感性が大事ですなぁ〜

 

とは、プロトマニアの10月絵画観賞入門講座にご参加くださった方のつぶやき。

それは、参加常連メンバーで80代の、

知をこよなく愛するインテリ老紳士のつぶやきでした。

感じるよりも「理解すること」「知識を蓄えること」が無上の喜び、

とお見受けしていましたが、

中尾流白熱教室  で何かが少し動いたような。

 

中尾流さすが! と同時に、

年齢ではありませんが、立派なキャリアの上にも頑なにならず、

感性が大事と気づき、感じるその柔軟さも素晴らしい。

老紳士の中で「知」の影に隠れていた感性が動いた中尾流、

中尾さんが目指す『知識を増やすことが目的ではなく、… 』

が叶った瞬間だったのかもしれません。

これは、真の知性。

知性とはまさに感性でもあるのですね。

そして感性とは想像力、共感力でもあるのでしょう。

 

 

あの日は、世界的に認められながらも戦争画を描いたために日本を追われた画家、

藤田嗣治(FOUJITA)の戦争画  をめぐる意見が活発に飛び交ったのでした。

国から要請された戦争協力画を描いたことで非難された FOUJITA 。

戦争とその時代を体験したのは、参加者では老紳士だけで、

時代に翻弄される一人間の責任を誰が問えるのか、ということを、

静かに言葉を選びながらもいつもとは違う熱を帯びた発言をされていました。

 

ちょうどその日曜日の晩、

NHK で第一次大戦の頃の状況を映像で伝える番組を見ました。

人間の歴史は闘いの歴史なのだとあらためて感じ、ことばがありませんでした。

個人レベルでも同じようなことを繰り返し、ミクロもマクロも相似形。

 

とても印象的だったのは、アインシュタインをして天才と言わしめた、

フリッツ・ハーバー博士。

画期的な肥料の研究でノーベル賞まで受賞したユダヤ人科学者ハーバーは、

ユダヤ人虐殺の毒ガスを発明したひとです。

しかし、結局は彼自身ユダヤ人であるが故に迫害され、

亡命先のスイスで死去するのです。

ハーバーは、ドイツにこれほどまでの忠誠を尽くしながらこの仕打ちとは、

こんなに苦々しい思いはない、というようなことを言っています。

 

忠誠とは、対象に対して尽くす、抱くものではないのだと思いました。

ものや人、会社や国や教義や神、師にすら抱くものではない。

 

私のちょっとしたズレも、これに似ていたなぁとふと思いました。

 

 

 

 

 

景山えりかさんの講座9月23日(秋分の日)

FullSizeRender-191

8月もそろそろおしまいですね。

今日は旧暦では7月13日で、お盆の始まりだそうです。

先週の木曜日は旧暦の七夕でした。

いわゆる7月7日の七夕は、お天気的にはまだ梅雨っぽくて、

なるほど七夕の節句はこの時期ならば織姫と彦星が出会える夜空かな、

と思いました。

 

さて、春にプロトマニアに来ていただいていた  景山えりか さんに、

秋からは「暮らしに活かす旧暦のエッセンス」というお話会をお願いしました。

第一回目は、9月23日(秋分の日) の 『中秋の名月を楽しむ』 です。

 

今年の夏休みにつくづく感じたのですが、

ワタクシ、気づけば毎日追われるように暮らしていました。

自分では、丁寧な暮らし方を大切にして来たつもりなのに。

だって仕方ないわよね〜、と思うこともできますが、

そうは思いませんでした。

イカンイカン。

こういうスピードの速い現代の生活に活かせること、

旧暦の知恵にあります。

ちょっと立ち止まって気づかせてくれること、ゆとり、ヒント、遊び心、

などなど豊かな情報がたくさんありそうだと思います。

もっと良く生きる、のではなくて、もうちょっといい気分で生きるための知恵。

そんな感じかな〜と思っています。

 

えりかさんのお話会、ご一緒しませんか。

えりかさんの知識は奥が深くて、でも分かりやすい言葉で、

ゆっくりしたリズムが魅力。

ぜひお人柄にも触れていただきたいと思います。

 

そして、プロトマニアの会には、

おいしいお茶とオヤツが、いつだってついておりますよ♡

お申し込みは   こちからから   どうぞ

 

 

 

 

ことばの世界

IMG_8862

 

 

バラ。

ひとつとして同じカタチはない。

そのことにある朝、ふと驚き、感動した時の写真。

 

ことばがこの世界を作るから、慎ましく言葉を発したい。

でも、選ぶ間もなく言葉はすでに決まって発せられる。

だんだんと、言葉がなくなっていく。

それでもことばの持つ力やことばそのものは愛おしい。

 

ゆっくりゆっくり、丁寧に見ている。

どこかで読んだり、誰かが言った、聞いたことばに乗っ取られていないかしら。

 

 

 

 

 

 

 

 

私のクリムト、から次へ

FullSizeRender-1

今月のプロトマニアレクチャー「これまで誰も教えてくれなかった〜絵画鑑賞入門講座」は、

世紀末ウィーンの芸術家、クリムト。

 

クリムトは頽廃的なムードをたたえた作品が印象的。

1901 ユーディット_2   1024px-Gustav_Klimt_016

 

デザイン的でもありますね。金箔をふんだんに使っていて、単純に美しくもある。

 

FullSizeRender-2

こんな作品もある。

FullSizeRender-3

私はクリムトのデッサンが大好きなのです。

線がこれほど多くを表現している、ということに、まず息をのむ。

音、匂い、空気の重さ、光、… 触覚までもが刺激されるような線描。

クリムト人気はとても高いのです。

とにかく美しいから? 金箔や色がちりばめられている作品は美しい?

女性が官能的? 絵が分かりやすい? これならもらって部屋に飾ってもいいかも?

本当のクリムトの魅力というのは何なのか?

 

若い時にヨーロッパへ行って、

それまであまり好きではなかったモーツァルトがとても好きになりました。

それをフランス人のヴァイオリニストに言うと、ちょっとバカにしたような表情で、

「モーツァルト? 俗っぽいね」

と言われました。

そんな風にクリムトもおそらくどこかで、

「俗っぽいね」

という目で見られているところがある。

でも思うに、俗っぽさの中には聖なるものが宿っている。

世界はいつでも両方を孕んでいる。

ジャンヌダルクが正義のために多くの血を流してしまったように。

 

中尾さんがどんな風にクリムトを観ているのか、とても楽しみです。

そして、私のクリムトがどんな風に見え始めるのか…

 

プロトマニアの絵画鑑賞は、知識を増やすことが目的ではなくて、

知識を得ながら感じること、感じ方を開拓していく体感、がおもしろい。

中尾さんのリードはすばらしくて、押し付けない、でも引かない。

こんな美術の時間が子どもの頃からあったら、

きっと、美術は生きる歓びに溢れていると知り、

当り前のように美術が生活の中に共存しているだろうな。

 

ここは寺子屋だから、世間と違っていいんです。

浮かれポンチな感想も、変人的な発想も、マニアックな掘り下げも、ぜんぶオッケー。

既成概念を脱ぎ捨てて、目玉を洗って(笑)、

たった今生まれたばかりの赤ちゃんのような目で耳で鼻で皮膚で、

いろんなものを眺め味わってみたいものですね。

FullSizeRender

 

 

 

 

 

 

 

小さくて大きな、カミングアウト♡

IMG_7202

 

プロトマニアをスタートした頃、あることがとても気になっていて、

そう見られないように注意深く気をつけていました。

プロトマニアに関して話す時の私は、それを一所懸命に説明していました。

 

 

まるで、「わたしは決して  怪しい者 ではありません」と必死に言い訳をしているようで、

余計に、怪しい。

 

 

と近くで私を見ていた友に言われたことがありました。

 

 

そんなことないよ〜

 

と思い込んでいたけど、実は、ずーーっとそうだったんだ!

「怪しい」と思っていたのね!!!

 

ようやくそんなことはどっちでもよくなって、

肚をくくった。

くくった記憶はなかったけど、振り返ったらくくっていました。

なにを今さら言ってるんだろって自分でも思うようなことなんです。

大バカタレ、でした。

 

身に起こることは実に、すべてがパラドックスですね。

 

 

ただひとつだけ、どんな時も忘れないでいることを、決〜めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリガトウ

grattude

 

 

アリガトウ

の気持ち。

どんな色?

かわいらしいピンク色。

やさしいオレンジ色、それとも緋色。

深紅、それともシャネルの赤?

静かな深海のブルー。

 

ありがとうって、いいきもち。

Love me tender

lovetrans

なんだか急に、

真理の探究に捧げる自分も、

正義感に燃える自分も、

考える先に動き出しちゃう自分も、

同じことにつっかかる自分も、

はしゃいじゃダメだって止まる自分も、

まるめ込む自分も、

クソ(失礼!)マジメな自分も、

不器用な自分も、

古い自分も、

 

や〜めたっと。