〆の中尾流白熱教室は、ダ・ヴィンチと共に。

 

クリスマスイブ、皆さまはどんな風にお過ごしになりましたか?

 

プロトマニアがある九段下は皇居のすぐ側。天皇陛下のお誕生日前後は街宣カーのスピーカーから大音量が響くかと思いきや、意外と静か。そんな中、プロトマニアの大黒柱のひとつ、中尾陽一先生の第44回「これまで誰も教えれくれなかった〜絵画鑑賞入門講座」を開催しました。

 

今年の〆の第44回は「ダ・ヴィンチ」。最近、オークションで508億円という分けのわからない高額で落札された「サルバドール・ムンディ(救世主)」を見て行きました。

 

サルバトール(救世主)・ムンディ(世界)

 

オークションに出たからと言って、絶対的に真作(本物)とは限らないよね〜というところから中尾流では「これは真作だと思いますか?」からスタートします。

 

ダ・ヴィンチ 中尾陽一 絵画鑑賞入門講座@プロトマニア

 

皆さん、なかなか鋭いご意見。本物派は「輪郭線がダ・ヴィンチらしい」「薄気味悪さがダ・ヴィンチ」など。そして偽物派は「どこからどう見てもダ・ヴィンチじゃない」(笑)「モナリザと比べると、モナリザは全体でひっかかりなく引き込まれる魅力があるけれど、この作品は一部分が気になるからニセモノ」「ホワイトの入れ方が不自然」などなど。

 

ダ・ヴィンチといえば、どうしてもモナリザと比べてしまいますが、先生はスライドでダ・ヴィンチの作品をざざーっと見せて下さって、その上で再度、これはダ・ヴィンチなのだろうか?を検討しました。

 

今回の講座はダ・ヴィンチの序章。ダ・ヴィンチに関しては新年の講座に続くのです。508億円だからって、本物のダ・ヴィンチ?  と疑いの目で見て行くところが、中尾流の愉快なところ!

 

中尾陽一 絵画鑑賞入門講座@プロトマニア

 

 

 

クリスマス・イブだから、こんなオヤツをご用意しましたよ〜

 

おっ!なんとあなた様は、ダ・ヴィンチ?ケーキ。

 

おいしそうだけど、まずはみんな記念撮影。インスタ映えするな〜〜〜♪

 

 

このケーキ、私が優雅なマダムだった頃(ウソ)、お菓子を習っておりまして、その鷲田庸子先生にお願いして作っていただいた世界でひとつだけの真作ケーキでございます。*ジャーナル冒頭写真は、メモ用紙の裏に私が描いたダ・ヴィンチ肖像原案

 

ダ・ヴィンチケーキは、この日、伊賀から初参加してくれた陶芸家 下和弘さんの大皿のって登場。食べ終わって現れたお皿の素敵さや、参加者のお土産のハロッズチョコレートも一緒に楽しんでいただきました。太り過ぎ〜?でもいいの〜〜♪

 

ケーキを食べ食べ、後半へ。

 

後半は、参加者からのリクエストでアンドリュー・ワイエスについて。これも来年、取り上げる予定の作家です。

 

A・ワイエス    《遥か彼方に》      1952年 34.92 x 54.61 cm

 

 

 

「ワイエスの作品、どうですか?」と先生が問えば、

 

「寂寥感がある」「存在感がある」「リアルに描かれているけど、こんな生活いや〜〜。寂し過ぎる」「見ても元気をもらえません」などなど。

 

ワイエスのすごいところは、描写力。水彩なのにこの存在感と重厚感。画面から伝わる乾いた感じが見る人によって、しっくりくる、こないが分かれるところです。

 

でも巧いです!

 

 

と、今回は盛りだくさんで、予定のあと2作品(ゴッホとマティス)については1月の講座へ。

 

 

この中尾流では、中尾先生のリードで、たった今見た絵から「何を感じるか?」 それを言葉に置き換えていく作業をしています。頭の中に置いておかずに言葉にしていくことは、実はとてもだいじなんです。

初参加の下(しも)さんから「みなさんが作品を見て、言葉であれだけ表現しているのがすごい!」と感想を聴かせていただき、中尾先生も私もとても嬉しく感じました。参加者の皆さんの素敵さと共に、やはり中尾先生が皆さんから言葉を引き出し、ひとりひとりが感性を耕すサポートをしている、その先生の懐の深さ、豊かさにあらためて感服いたしました。

 

中尾先生、ご参加の皆さま、そしてこのジャーナルで中尾流を見て下さっている皆さん、今年一年、ありがとうございました。

 

 

プロトマニアは都会の寺子屋。ちょっと非日常、子どものようにその一瞬に夢中になれる場をご用意したいと思っています。堅苦しくなく、軽やかに、楽しく!

 

来年の中尾流は、1月28日(日)「若冲」です。ぜひ一度遊びに来て下さいね〜ご参加お待ちしております。