知と自由の中尾流

citronron

昨日の日曜日は、中尾陽一さんの「これまで誰も教えてくれなかった—絵画鑑賞入門講座」でした。

これで4回目のこのレクチャーは、毎回常連の方もいらっしゃるし、初参加の方もいらっしゃいます。

新旧入り乱れてのアートレクチャー!

美術のことは何も知らない!と言いながら参加して下さった方も、帰りには、面白かった〜とニコニコ、

そこが中尾流!

 

昨日は、ポスト印象派、つまり印象派の後の画家たちについてのレクチャーが始まりました。

モネ、ルノワール、ピサロなどに続いて、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン登場。

それまでの、見たままの自然の姿、戸外の光、太陽の光を描く印象派から、

ぐっと絵を自分に引きつけて自分は世界をこう観る!みたいな後期印象派へ。

 

モネは、晩年には目に見えるもののエッセンスを描くような、

自分が観た印象を絵に置き換えるような精神世界を描いていました。

同じように自分が観たものでも、後期印象派のセザンヌは観たままより、より分析的。

その空間にあるものを私はこう分析しました、というような描き方なんですね。

sezanne

セザンヌは、より理知的なのかな?

ゴーギャンは色が印象的ですね。赤や黄色などの色面で絵を作っていきます。

そしてゴッホ。

私はある時期から、ゴッホが大好きになりました。

ゴッホの目には見えている世界、私には強烈に魅力的で共感しちゃうんです。

自分がゴッホを好きになるなんて、若い時には思ってもいなかったけれど、

音楽ならベートーベン、絵はゴッホと、ドドーンと真ん中を行っている私の好みです。

 

中尾さんのレクチャーには、知的なお話の他に最後に番外編があるのですが、

これがすごく面白いのですよ。

日本の近代絵画の中から一点を選んで、スライドを見ながら皆で意見を言います。

好きとか嫌いとか、これは絶対、家に飾りたくないとか(笑)、言いたい放題。

みんなが観て気になっているポイントが違うし、受け取る印象もさまざま、中尾さんの意見とも違う。

それでもへっちゃらで言いたい放題。

これでいいのだ! という感じです。

 

絵の見方は、コレが正解なんてものはないかもしれませんし、好き嫌いで観るのでも良いのです。

でも、ちょっと知識があるともっと面白いんです。

一つの絵にはエピソードがいろいろあるし、時代背景やその画家と仲間の関係を知っているだけでも見方がいろいろになります。

ちょこっと知的で、あとはのびのび、が中尾流だと思います。

知識は感性の支えにもなります。

 

 

次回は7月20日(日)の午後2時から。

詳細はレクチャーのコーナーでご覧くださいね!

 

 

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