GIFT

biwa

小さな子どもの頃、幼馴染みと一緒に冒険に出かけようということになりました。

隣の駅まで電車に乗ろうよ、という彼。

最後の最後でどうしても怖くなった私は、ひとりで走って家に帰ってしまいました。

 

今でも仲良しのその幼馴染みは、みんなで夜遊びに行くよ!ということになっても、

私のことは「この人は絶対行かないよ」と意気地なしをからかうのですが、

意気地なしでも、何度も何度もトライして、

もういよいよダメだ、自分には出来ない、越えられない、と諦めようかという時、

背水の陣を引け!と指令が下ってもまだへっぴり腰でいながら、

その自分を泣きそうになりながらただただじっと見ていたら、

意図せず越えられることもあるのです。

何がどう違うかはひとには見えなくても。

 

贈り物は、忘れた頃に届くのかもしれません。

 

 

 

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