量子的コミュニケーション

コミュニケーションはよく、キャッチボールに例えられます。

話し手が何かの言葉を聞き手に投げると、

聞き手はそれを受けて何らかの反応をし、

それをまた言葉にして投げ返す。

これを繰り返しているのがコミュニケーションだと普通は思われています。

そして、いい気分になったり嫌な気分になったりする訳です。

しかし、最も基本的なレベルでは、コミュニケーションはキャッチボールではありません。

つまり、相手の言動に反応しているのではない!ということです。

これは、普段の経験と照らし合わせてみると、とても信じられない事です。

 

1665年、オランダの科学者、クリスチャン・ホイヘンスは、

壁に並んで掛けられている二つの振り子時計が、

正確に同じリズムで揺れていることに気付きました。

彼は、この二つの振り子時計の間に、ある種の共鳴が起こっているのではないかと考えて、

その仕組みを研究し、科学者が「二個の振動子の同位相固定」

もしくは簡単に「同乗作用」と呼ばれている現象を解明しました。

この現象はまた万物に共通の事だと分かりました。

二つもしくはそれ以上の振動子が同じ場にあって、ほぼ同時に振動している時には、

必ず位相が一致して全く同時に振動するようになるということです。

これは、簡単に言うならば、

自然はいつでも最もエネルギー効率の良い状態を求めているという事です。

バラバラに振れているよりも、一緒に振れる方がエネルギー効率がいいのです。

私達の周りの世界では、至る所でこの同乗作用が起こっているので、

私達はなかなかそれに気付けません。

 

そして、なんと人間関係、コミュニケーションにもこの同乗作用が働いていることが分かっています。

これを例えて言うならば、コミュニケーションはキャッチボールではなく、

一緒にダンスをしているようなものだと言えるでしょう。

相手が何かを言った瞬間、全く時間のズレなく聞き手の顔、

もしくは身体のどこかが動き始めているのです。

 

 

しかし、私達の思考・マインドだけが、リアルなその瞬間にいることはなく、

本当は何が起こっているのかを知らないのです。

思考は、何かが起こると必ず無意識的にその原因を探します。

何故、それは起こったのか?何故、その言葉が言われたのか?というふうに。

そうすると、思考はすぐに物事の因果を結び、つじつまを合わせようとします。

つじつまが合うと、思考は取りあえず落ち着いて、束の間ホッとします。

マインドは、本当のリアルの瞬間から、いつでもちょっとだけズレた所にいるのです。

ズレたところがリアルだと信じ込んでいます。

こうして、私達のマインドは因果のフレームを自ら創造し、

その枠組みの中だけが世界だと思い込んで生きているのです。

そこに様々なドラマが創造される訳ですね。

本当は、人間はあえてそのような舞台設定をして、

様々なドラマを演じて遊んでいるのかもしれません。

しかし、そのことを覚えている人間は、ほとんどいません。

なので、人間は相当、深刻になって来てしまったようです。

 

そろそろ思い出さないとね!?

 

量子的に言うならば、私達はコミュニケーションする度に、

お互いに相手の言動を毎瞬毎瞬、創造し合っているのです。

因果という時間の連続は見せかけの舞台です。

私達は、このリアルな毎瞬の創造の喜びを忘れてしまっただけです。

 

思い出す為の一つのチャレンジは、

あらゆる物事の原因を探さないで、

全てのつじつまを合わせる事をやめてしまうことです。

これを無意識的にやってしまうと、狂気に入ってしまいますが、

意識的にやると、そこは量子の世界、

「ただ」の世界です。

 

そこに一度戻ってから、再び因果の舞台を見た方が、

瞬間に創造される

コミュニケーションの醍醐味を味わえるかもしれませんよ。

 

 

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